大阪府・日欧産業協力センター主催の「日欧バイオテック＆ファーマ パートナリングカンファレンス2025」が2025年9月のオンライン（3日間）および10月6日のオンサイト会場（阪急インターナショナルホテル）にて開催されました。本イベントは今年で10周年を迎え、日欧企業・研究機関による国際連携の創出を目的に企画され、日欧18カ国から150社を超える企業・団体が参加しました。
　本イベントでは、個別商談（One-to-One Meetings）やポスター展示、ショートピッチ
・レセプションを通じて交流が活発に行われ、オンサイト・オンライン合計で約340件の
商談が実施されました。また、ランチョンピッチでは、日本企業6社を対象としたコンテ
ストが行われ、AdvanSentinel Inc. が優勝しました。
　パネルディスカッションでは、バイオコミュニティ関西　副委員長兼統括コーディネー
ター、大阪大学共創機構　特任教授　坂田 恒昭氏をモデレーターに迎え、「日欧における
エコシステム/クラスターの協業に向けて」をテーマに、EUのライフサイエンス戦略の方
向性、日欧それぞれのオープンイノベーションの特徴、創薬スタートアップと大手企業の
連携のあり方などが議論されました。特に、グローバルで進む研究開発環境の変化を踏ま
え、スタートアップの成長支援、協業深化に向けた具体策が提示され、会場からも大きな
関心が寄せられました。本イベントは、日欧の協業促進とネットワーク形成に確かな成果
をもたらしました。
　BiocKは今後も、関西のライフサイエンス産業の国際展開を支える場づくりを支援して
まいります。

◇ パネルディスカッション